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子どもたちと最期を共にしたヤヌシュ・コルチャック

子どもたちと最期を共にしたヤヌシュ・コルチャック

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「輝ける子どもたち」をイメージしてアイキャッチ画像を加工してみた背景には、コルチャック先生の物語があります。

ヤヌシュ・コルチャックとは?

ヤヌシュ・コルチャックさんは「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」に大きな影響を与えた方です。

明るい学校をつくり、子どもたちから慕われる心優しい先生になることを夢にしていました。

コルチャックさんは、子どもたちの教育を通して戦争の無い世界を目指そうとしましたが、ユダヤ人絶滅という恐ろしい政策に巻き込まれてしまいます。

コルチャックのプロフィール

コルチャックさんは1878年にポーランドで生まれ育ちました。医師として、または教育者としてその生涯は子どもたちのために尽くしました。「ヤヌシュ・コルチャック」は作家としてのペンネームであり、本名は「ヘンルィク・ゴールドシュミット」。

作家としても有名であったコルチャックさんは、子どもたちのためにたくさんの物語を書き残したと言われています。

現在、多くの国でコルチャックさんの考えが受け入れられ、子どもたちの権利を守ることの重要性が問われています。

コルチャックの生涯

1878年 ロシア領ポーランド王国のワルシャワに生まれる。

1898年 ワルシャワ大学医学部に入学。ワルシャワ慈善協会で奉仕活動に従事。

1905年 医学部卒業。小児病院に勤務。

1911年 ドム・シェロット(孤児たちの家)設立、施設長就任。

1918年 第一次世界大戦終戦、ポーランド独立。「子どもをいかに愛するか」発表。

1919年 ナシュ・ドム(僕たちの家)設立。

1929年 「子どもの権利の尊重」発表。

1939年 ナチスドイツ軍ポーランド侵攻、第二次世界大戦勃発。

1940年 ホロコーストの政策により、ワルシャワゲットーに子どもたちと共に強制移住。

コルチャックと子どもたちの最期

1942年8月6日、コルチャックさんは自ら運営する孤児施設の子どもたち200余命と一緒に、最期の行進をしてトレブリンカ絶滅収容所に送られました。作家としても有名で影響力があったコルチャックさんは、各国ユダヤ人の実力者から救いの手がありました。「あなたは残って良い」と告げられましたが、コルチャックさんは「私は子どもたちの父親です。」と言い、子どもたちと運命を共にすることを選択し非業の死を遂げたのです。

コルチャックの言葉①

『子どもたちはすでに人間である』

子どもは、だんだんと人間になるのではなく、すでに人間なのだ。人間であって、操り人形ではない。

彼らの理性にむかt向かって話しかければ、私たちのそれに応えることもできるし、心に向かって話しかければ、私たちを感じとってもくれる。

子どもは、その魂において、あらゆる思考や感覚をもつ、才能ある人間なのだ。

「子ども権利条約」の採択

コルチャックさん没後、1989年に「子どもの権利条約」が国連総会で採択されました。これはコルチャックさんの「子どもの権利」の理念に基づきポーランド政府が提案したものです。子どもたちに尽くした生涯で最も大きな功績と言えるでしょう。

世界で認められるコルチャック

ポーランドを代表するアンジュイ・ワイダ監督による映画「コルチャック先生」が世界中で上映され、43回カンヌ国際映画祭で特別表彰を受賞しました。

当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が「ヤヌシュ・コルチャックは今日の世界の道徳・宗教のシンボルである。」と述べました。

コルチャックの言葉②

『子どもが、ではない。そこにいるのは、・・・人間である。』

子どもが、ではない。

そこにいるのは、知識の量、経験の蓄積、欲望、感情の動きが異なる人間である。

私たちが子どものことを知らない、ということを覚えておくべきだ。

「児童の権利に関する条約(子どもの権利)」とは

国連が定めるこの条約は、子どもの基本的人権を保障するために定められました。

子どもも大人と同じく一人の人間としての権利を認め、主体であることを定めています。

「子どもの権利」の4つの柱

  • 生きる権利
    病気などで命を奪われないこと。
    病気や怪我をしたら治療を受けられること。
  • 育つ権利
    教育を受け、休んだり遊んだりできること。
    考えや信じることの自由が守られ、自分らしく育つことができること。
  • 護られる権利
    あらゆる種類の差別や虐待、搾取から護られること。
    紛争下の子ども、障がいを持つ子ども、少数民族の子どもは特別に護られます。
  • 参加する権利
    自由に意見を表したり、集まってグループを作ったり、自由な活動を行ったりできること。

コルチャックの言葉③

『子どもとの経験は、私を豊かにしてくれる。』

私の見解や、私の感性の世界に影響を与えてくれる。

私は子どもから指示を受け取り、自身に要求し、自らを叱責し、自分に寛容さを示すか、あるいは、身の証を立てるかする。

子どもは私に学ばせることもあるし、私を育てることもある。

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